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ルール

■機材一覧

※クリックすると別ウインドウで大きな写真をご覧いただけます。

※2015年度の地区大会・全国決勝大会では、ワープは使用いたしません。

スタート ジャンプ リング フラッグ トンネル ワープ
スタート ジャンプ リング フラッグ トンネル ワープ
ハイウェイ マウンテン スロープ&スロープ ゴール ハイスピード ハイジャンプ
ハイウェイ マウンテン スロープ&スロープ ゴール ハイスピード ハイジャンプ

 

■エクストリームのルールブックは以下で閲覧できます。

ルールブックPDF(1.59MB)

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01.目的

エクストリーム・チャンピオンシップ競技は、犬を愛し、犬と暮らすすべての人々が、愛犬の特性や心理に、より深い理解を示すとともに、より深い愛情をはぐくんでもらうために開催される飼い主と愛犬によるスポーツです。

02.概要

エクストリーム・チャンピオンシップ競技は、1999年より開始された新しいドッグスポーツで、あくまで飼い主とその愛犬が一緒に楽しむことを前提としています。

参加する犬は、必ず参加者と同居する所有犬であることが義務づけられています。

参加する犬は、犬種・体型・性別・年齢にかかわらず、どんな犬でも後記の参加条件を満たしていれば参加が可能です。

参加する飼い主の職業や性別、年齢による参加制限はありません。

ルールは公平さを尊重するとともに、参加者のみでなく見学者にも分かりやすい内容を目指しています。

会場にいる全員が楽しめるよう、華やかに楽しく装飾された設備や音楽・MCも使用し、単なるスポーツ競技会ではなく、誰もが楽しめるドッグイベントとしての位置づけを目指しています。

使用機材やルールは毎年、年度はじめに発表されます。

03.会場

会場は、約900平方メートル以上のほぼ平坦な草または土の地とし、周囲はフェンス又はテープなどでしきります。

会場の選定は、エクストリーム実行委員会(以下、実行委員会という)にて決定します。

04.競技の部門と種類

エクストリーム・チャンピオンシップ競技とは、以下の6部門の総称です。各部門別の競技詳細は後記を参照。

A.)エクストリーム・オープン総合

会場内に設置された数個の障害物を確実にクリアーしていきながら、スタートからゴールまでの早さを競うタイムトライアル競技です。スタートとゴールは機械による感知システムにより100分の1秒までを計測します。障害物の種類は、ジャンプ、リング(タイヤ)、フラッグ(スラローム)、トンネル、ワープ(ソフトトンネル)、ハイウェイ(低くて長いブリッジ)、マウンテン、スロープ&スロープ(Aランプ)などで構成されています。(カッコ内は、アジリティ競技などで使用する機材の中で、比較的近い形状を持っている器具名です)

参加犬はどんな犬種でも(雑種でも可)、後記の参加資格条件を満たしていれば参加可能です。参加犬は障害を順番にクリアーするものとしています。障害物の順番を変えて競技することはできません。

それぞれの障害物の詳細規定や失格条件は後記を参照してください。

B.)エクストリーム・ミニチュア総合

オープン総合と同様のルールでありますが、参加資格が肩の高さまで40センチ以下の犬に限られますまた、障害物の種類と数は同じですが、一部機材の高さが変わります。

C.)エクストリーム・ハイスピード

オープン総合同様、どんな種類の犬でも参加可能。高さ30センチ以下のジャンプ障害物を飛び越しながら、犬の走る速さを中心に競う競技で、障害物の数は20個以内とします。全走行距離は60M~100Mとなります。

D.)エクストリーム・ハイスピード・ミニチュア

体高が40センチ以下の犬に限ります。上記と同様の内容ですが、ハードルの高さが15センチとなります。走行距離も同様です。

E.)エクストリーム・ハイジャンプ

すべての犬が参加可能。人間の陸上ハイジャンプ競技同様、より高いバーを落とさずに飛び越える競技です。バーは1本です。

F.)エクストリーム・ハイジャンプ・ミニチュア

体高が40センチ以下の犬に限ります。左頁Eと同様の内容です。

05.配置・進行

すべての機材・用具の配置は、当日、実行委員会より任命された実行委員が計画・決定し、競技コースは、競技開始前に参加者に発表されます。

参加者と参加犬は当日の抽選で決められた出場順にエントリーします。スタートは係員の指示により開始されます。ただし、メスで発情中の参加犬は最後位のスタートとします。また、機材の故障等が発生した場合はその間の待機が発生することや再走となることがあります。

参加者は1名のみが愛犬とともに併走できます。成績発表は、それぞれの参加犬がゴールするごとに発表されていきます。最終参加犬の競技が終了後、すでに発表されている成績により順位が確定します。

ハイジャンプ部門以外の成績は、スタートからゴールまでの計測タイムポイントにペナルティポイントを加算したものを総合ポイントとし、総合ポイントの少ない方が高順位となります。また、全ての競技では、リードなどの着用が出来ないとともに、参加者は手になにも持ってはなりません。ただし、ハイジャンプ競技については、参加犬からはずしたリードに限り、手に持つことができる。

06.失格

下記の項目に該当した場合は、その場で失格となります。

  • 他の参加者にヤジをとばしたり、中傷・誹誘など、スポーツマンシップに反する行為があった時。
  • 競技中や待機中に主催者また係員の指示に従わなかった時。また、競技ルールを守らなかった時。
  • ルール・機材・進行・運営・その他主催者決定事項にクレームをつけた場合。また、判定・成績・順位についてクレームをつけた場合。
  • 参加申し込みや参加資格または参加者・参加犬について、虚偽の申告があったと判断された時。
  • 他の参加者・見学者または参加犬に対して、危険な行為や脅迫行為があった場合、また、あると予測された時。
  • 競技中に参加犬が場外に出た場合。
  • ハイジャンプ部門以外の競技で、コース順にすべてをクリアしない内に、ゴール地点を通過してしまった場合。
  • 参加犬がスタート後、ゴールまでの間に参加者またはその関係者が参加犬に故意に触った(押したり、連れ戻したりの行為)場合(声により呼び戻すのは自由)
  • クリアーに失敗し、やり直し地点を指示されたにもかかわらず、従わなかった場合。
  • ハイジャンプ部門以外の部門の競技中、基準最低タイムを超過してしまった場合。
  • ハイジャンブ部門以外の部門でスタートとゴール地点を人間が通過してしまった場合。
  • 参加犬の体調等に異常が見られ、競技が不可能、または危険と判断された時。
  • 犬に対して残虐性のある行為や動物愛護の精神に反する行為が見られた場合。

※備考 通称アジリティ競技などで判定する、停止課題やタッチ課題はありません。また障害拒否等による失格もありません。

07.エクストリーム・オープン総合

審査員は当日、参加者に基準最低タイムを提示し、参加犬は参加者の指示に従い、基準最低タイム内にすべての障害を定められた順番通りにクリアーしてゴールすることが必要です。また、それぞれの障害物は、基準最低タイム内であり、指示された順番通りであれば、何回トライしても失格とはなりません。

通過に失敗した時は、ただちに係員からその旨の指示が出ます。係員から障害通過失敗の指示が出た時は、参加犬はすみやかに指示された障害まで戻り、その障害物の始点から改めて通過しなければなりませんが、やり直しは何回しても減点とはなりません。

スタート・ゴールは赤外線感知システムを使用し、タイムの測定を100分の1秒まで計測します。タイムポイントは1秒につき1ポイントとします。スタート・ゴールラインは、犬のみが通過でき、参加者は通過することはできません。

また、各障害物の始点から終点までの間は、犬のみが通過でき、参加者が障害物に触ることは許されません。万が一、故意または過失で触れてしまった場合は、20ポイントが加算されます。ただしマウンテンに併設の人間用通路において危険回避のためにやむなく当該機材に触れた場合はペナルティとなりません。競技中の排尿・排便については30ポイントの加算となります。犬が障害そのものを倒してしまった場合は10ポイントの加算となります。タイムによるポイントにペナルティを加えたものが総合ポイントとなります。また、各障害とも逆方向からクリアーしても通過とはみなされません。総合ポイントが少ない方が上位となります。

■エクストリーム・オープン総合の各種障害物のルールと詳細

表記の寸法はクリアーすべき部分の寸法で装飾物を含めた全寸ではありません。

 

スタート

設置されているスタート台の上に参加犬の4本の足が乗り、静止した状態からのスタートとなります。また、スタート地点の両側の柱部分に赤外線感知システムが設置されており、その間に参加犬の一部が触れた時点からのスタートとなり、原則としてスタートのやり直しはできません。

 

ジャンプ

ジャンプでは、ジャンプして両側の柱の間を通ろうとした行為があれば通過と見直しますが、壁を倒した場合は10ポイント、バーを落下させた場合は3ポイントの加算となります。個数3 高さ60センチ~80センチ 幅1メートル20センチ壁形の障害物の場合、犬が跳ぼうとし、バーを 落とした場合は3ポイント追加となりますが、やり直しは不必要。

 

リング

個数3 くぐり抜ける部分の地上高30センチ以内 輪の直径60センチ以上

 

フラッグ

個数1 バーの間隔50センチ以内 バーの本数16本

直立したバーの間を交互にすり抜けていくこと。

第一番目のバーは左右どちらかから始めてもかまいませんが、途中で正確にクリアーできなかった場合、始点からのやり直しとなります。また、バーの始点から終点までの直線上に参加者の手や足が入ってしまった場合も、始点からのやり直しとなります。

 

トンネル

個数1 長さ12メートル 輪の内径80センチ以内

 

ワープ

個数1 長さ3メートル90センチ 入り□部の内径80センチ 出口にのれん状の布がかかっています。(2007年から形状が変更されております)

 

ハイウェイ

個数1 長さ12メートル 高さ60センチ 幅60センチ

途中、1カ所鈍角の曲がり角あり。

途中で橋より降りてしまった場合、障害の始点からのやり直しとなります。

 

マウンテン

個数1 通過最高地点の高さ2メートル70センチ

全長12メートル50センチ(ウチ通過必要部分は3メートル)通過必要部分の幅90センチ。

途中、始点から終点までを通過しなかった場合、始点よりのやり直しとなります。

 

スロープ&スロープ

個数1 最高点の高さ1メートル以上 長さ3メートル60センチ以内、幅90センチ以内、通過点は頂上のみとします。

 

ゴール

ゴール地点で進行方向からゴールする前に逆送し、計測地点を通過してしまった場合は5ポイントの加算となります。

08.エクストリーム・ミニチュア総合

すべての障害の数と種類は、オープン総合と同じ。ウォールとビッグバーのみが低くなる、ジャンプ障害物の高さは、20センチ~40センチとなります。

09.エクストリーム・ハイスピード

20個のハードルをクリアーしながらスタートからゴールまでのタイムを競います。ハードルの高さは30センチ以内です。途中、コースからはずれた場合は、はずれた場所のハードルからのやり直しとなります。

また、ハードルに参加者が触れた場合は20ポイントの加算となります。スタート、ゴール地点を逆走して通過した場合は5ポイントが加算されます。また、犬がハードルを倒した場合は、10ポイントが加算されます。ハードルの間隔は3メートルとします。

10.エクストリーム・ハイスピード・ミニチュア

上記09.と同様の内容です。ただし、ハードルの高さが15センチ以内となります。

11.エクストリーム・ハイジャンプ

原則としてミニチュア80cm、オープン125cmまでは1回、それ以降は2回の試技ができます。2回の試技のうち1回、バーを落とさず飛び越えることが出来れば通過とみなします。

バーを跳ぶのは犬だけとし、参加者は、バーを跳ぶことはできません。また、参加者は競技器材に触れることも出来ません。

リードは待機場所ではずすこととし、リードをつけたままでは、スタートすることはできません。バーは5センチまたは10 センチごとに高くして行き、最後の1頭になるまで行います。途中、パスをすることができますが、パスした高さは記録となりません。

障害物までの助走距離は20メートル以内とし、参加犬はどこからスタートしてもかまいません。係員がスタートの合図後、定められた時間を過ぎても障害にスタートしない場合は、その高さをクリアーできなかったものと判定します。ハイジャンプに使用するハードルのバーは1本だけとします。

また、スタートしてからその高さをクリアーする前にバーの直線状の下に参加犬の体の一部が入った場合、失敗と見なされます。

ハイジャンプで複数の入賞者が同記録の場合の順位は体高の低い犬が上位となります。

12.エクストリーム・ハイジャンプ・ミニチュア

上記11.と同様の内容です。

13.大会への参加資格と参加申し込み方法

参加者(飼い主)と同居・所有する愛犬であれば、誰でも、どんな犬でも参加できます。(ただし、前記失格条件に当てはまらないこと、また下記の参加手続きに準じていることが必要です。)

■大会への参加申し込み方法と参加の仕方

1.申込方法

専用の申込用紙にてお申し込み下さい。専用の申込用紙は、エクストリーム受付事務局より郵送します。必ず、電話でお問い合わせ下さい。

申込先:エクストリーム受付事務局(TEL.0544-54-2266)

※当日、会場での参加受付はできません。事前に、必ずご登録下さい。原則として申込み締切は開催日の10日前とします。(ただし、初参加の場合は2週間前までとします)

 

2.申込用紙の提出

下記の申込用紙に必要事項を添付して、エクストリーム受付事務局までお送り下さい。

 

●申込書 専用の申込用紙にもれなく記入してください。

●ワクチン接種証明書

1年以内に接種した3類以上のワクチン接種証明書コピー。(紛失した場合は、接種した病院で再発行してもらってください)。なお、所有者を証明できるよう、飼い主の氏名が記載されているものをご用意ください。

●参加者と出場犬のカラー写真2枚

a.)参加者と出場犬が一緒に写っているもの1枚

b.)参加犬のみで、全身が写っているもの1枚 合計2枚

写真は、通常サービスサイズのものを添付してください。また、申し込み時より1ヶ月以内に撮影したものをご用意ください。(写真は返却できませんのでご了承下さい)※過去の大会の参加者は写真は不要です。

 

3.参加料の振り込み

参加料の振り込み用紙は受付事務局よりお送りします。参加希望種目の合計参加料を郵便局よりお振り込みください。参加料の振込期限は、原則として開催日の1週間前までとします。なお、各種目の参加料は下記の通りとなります。

  • オープン総合 /5000円(1頭につき)
  • ミニチュア総合/5000円(1頭につき)
  • ハイスピード/4000円(1頭につき)
  • ハイスピード・ミニチュア/4000円(1頭につき)
  • ハイジャンプ/3000円(1頭につき)
  • ハイジャンプ・ミニチュア/3000円(1頭につき)

4.大会参加の申込受理と参加票の発送

上記2の申込書・添付書類の提出および上記3の参加料の振り込みが確認されますと、受付事務局より各種目の参加票をお送りします。参加票は、大会当日、受付に提出していただきますので、必ず持参してください。

※当日、参加票がない場合は、大会への出場を認めません。

 

注意事項

  • 地区大会で複数の種目への参加は可能ですが、それぞれに参加料が必要です。
  • 同一会場での同一犬による同一種目には、飼い主が替っても、重複して参加することはできません。
  • 出走順は申し込み順ではなく、当日会場にて抽選により決定します。

14.ご注意

  • エクストリーム・チャンピオンシップ競技はスピードや高さを中心に得点され、順位が決定しますが、会場はすべての参加者が愛犬と楽しく過ごせることを最重視しています。周囲に不快な思いをさせたり、スポーツマンシップに反する行為については、かなり厳しく対処・運営されます。愛犬を愛するとともに他の参加者や参加犬にも思いやりを持って、参加してください。参加者に著しい公共マナーの欠如が見られた場合、成績だけでなく参加そのものの取り消しもあります。ご注意ください。
  • 参加する犬の体調や健康管理・能力の判断は飼い主に一任されます。無理な体調での参加や怪我または事故のおそれがある場合は、自粛してください。個々の参加犬の能力を超えた無理な参加による怪我・事故については主催者は責任を負いかねます。必ず、飼い主の自己判断・自己管理責任を遵守してください。
  • 会場では犬の能力や飼い主との信頼関係はもちろんのこと、参加する犬の社会性も重視されています。走力や跳力にすぐれていても、他の人や他の犬に対して過度の迷惑行為が見られた場合は、参加できないことや結果の取り消し等もあります。ご注意ください。
  • 会場では、競技中も音楽やMCが流れます。また、決勝では数万人の観客も予想されています。音楽やMC、歓声などに動揺しないような練習が必要です。